承認欲求
人間は生まれた時、無条件に承認される。
母親の腕の中で、無意識に愛されることを覚える。
物心がついて、母親に反発するころには社会は無条件に肯定される場所ではないと知る。
様々な価値観に飲まれ、苦しみ、憧れ、満たされる。
承認欲求はどこか否定的な言葉として広まっているように見える。
しかし、承認欲求自体はこの世で生きる上で必要な欲だ。
なぜなら社会はあなたを無条件に愛してはくれないからだ。
社会で受け入れられる形で自分を表現できない人間は誰かの庇護の元生きるしかない。
お金も周りの人間も、あなたが承認するに値する人間だからこそやってくるのだ。
人間もお金も近くにあれば安心する。
だからみんな欲にかられて励むことができるのだ。
承認欲求がなかったら、もっと辛い人生になる。食欲だけじゃ、性欲だけじゃ虚しいだけ。だからある方がマシだ。
受け入れられたい。だから頑張れるのだ。